ここの活動と動物たち
自然を大切に、人を大切に…、のどかな美しい森を。
生命溢れるこの森と、縁のあった動物たちと共に…、
どんな人も受け入れられる安らぎの場に。
- 活動地:「畑江の森」「五頭山麓いこいの森」「出湯電気山道」「五頭薬用植物園」
- 年に数回の共同作業。
- 他10時~16時、(火・水休み、冬季休み)
- 2021年度より、「森の勉強・森づくり」をいこいの森利用者と始めました。
木霊溢れる自然を永遠に。
虫も動物も花も樹も菌類も、土の生き物たちも、みんなが共存しながら生き続ける、
一つの生命体としての森づくりを目指しています。
放置された里山を森に戻す…。2013年から「畑江の森」の整備を始めました。2014年からは、「いこいの森」の管理を始めました。
しかし「人間にとって気持ちのいい自然にする」ことに偏り過ぎ、森を弱らせた場所が出てきたことに気づきました。
・下刈で森の中に入りやすくなり、人がどんどん入り、土が硬くなり木が弱り始めた。
・草の刈り過ぎで草が枯れ、ゲリラ豪雨の直撃を受け土砂が流失。
以降、樹木医さんから森や木のことを教わり観察をし、自然への理解を深めました。
2018年からは、 「土・木・森の遷移(成長)」をみながら、「人の希望」との折り合いをつけながら、大自然を永続させ大自然を感じられる森づくりを行っています。
【2013年】 会発足
- 「畑江の森」散策道づくり
荒れた里山を美しい森に戻し活かすため会を発足しました。地元の畑江の地権者にじっくりお話し、了解して頂きました。
(畑江の森)整備前
数十年と暗く荒れた里山。まず草薮の下刈り開始。
[10~3月]計38日 延105人
(畑江の森)
雑木、整備作業。
大まかな散策道づくり
(動物1話) 2013年9月26日、高校生が団体入る肌寒い日。
いこいの森の中に、黒い赤ちゃんが。みゅう子が来ました。
高校生の女の子達にペットボトルのお湯で温めてもらい、生き返りました。
理科の先生が鼻が低いから野生動物ではないと。1週間過ぎへその緒が取れ、のち目を開けました。
「みゅう、みゅう」と鳴くので、ミュウちゃん!いつもポシェットの中や肩に。
沢山の人が心配してくれ、元気になりました。
【2014年】 「いこいの森」指定管理開始
[4月~12月 計220日 延 425名] ~毎日どこかで誰かが山作業。森の中に楽しいことを思いつく。
● 広大な大自然 「五頭山麓いこいの森」指定管理開始。五頭自然郷の拠点とする。
●「いこいの森づくり」~大勢参加の協力の元、「畑江の森」散策道が出来る。
● 「県立自然公園五頭魅力促進事業」開始。これによりいこいの森にバリアフリートイレが出来る。
(出湯地域~畑江地域の自然を活かして、地域活性化を行っていこうという事業)
「出湯電気山道」 を阿賀野市商工観光課の方、出湯の方達と一緒に、瓦砂利を敷き、道の整備を行う。
● 市民からの花の種・苗の寄付があり、花を増やした。秋には509号はコスモスいっぱいの「コスモスロード」に
(動物2話)2014年から黒猫みゅう子は看板娘に。
ミュウ子ちゃんは、とっても人気者に。
木登りが大好きで、たまに降りられなくなり、来た人が助けてくれました。
カラスみたいな猫って言われてました。真っ逆さまに降りれるようになりました。
毎日出勤。まじめに事務所周りで待機。そして森の見回り同行が日課。
(いこいの森づくり)
8月27・28・29日
(いこいの森づくり)
参加者 計延べ 114名
大勢参加の協力の元、「畑江の森」散策道が出来る。
(いこいの森づくり)
草刈払い11000㎡、処分材運び込み:トラック66台
【2015年】 出湯電気山道・畑江散策道が歩けるように。
[4月~12月 計85日 延 206名]
26年度に出た大量の雑木、なら枯れ病・松枯れ病により大木の伐採処理が中心
●出湯地域と共同で「県立自然公園五頭魅力促進事業」
●「いこいの里山づくり」 4月29・30・31~ 一般参加者合わせ、計86名募集。雅楽演奏も行う。
●「五頭山麓いこいの森」
- 秋に「車椅子けん引補助装置」を購入。
- 山野草・花の充実
- 各所修繕
【2016年度】
[4月~12月 計55日 延 185名]
若い仲間も増えてきました。
畑江・出湯地元の人の理解・応援の言葉もあり、やっと地域に根差していく形が出来てきました。
「出湯電気山道」
出湯の人たちとの冬明け掃除。出湯の人たちにとっては昔からの大事な道
「弦楽四重奏 森のコンサート」。地元畑江の人達が大勢も来てくれました。(5月22日)
「いこいの里山づくり」
5月29.30.31 一般参加者合わせ、計80名。
「いこいの里山づくり」参加者が森に響く「木やり唄(昔の労働歌)」を。
「いこいの里山づくり)
畑江散策道にチップ敷き。
「いこいの里山づくり」
畑江散策道にチップ敷き。
「五頭山麓いこいの森」
炊事場①まで砂利道を舗装し、車いすの乗入れ散策道をつくるが、まだまだ。
「五頭山麓いこいの森」
ピザ釜が3年がかりで完成。
(動物3話)烏骨鶏「ハッピー」がきました。 ミュウ子が来られなくなる
2016年10月。いこいの森前の道に烏骨鶏2羽。
翌日1羽が動物やられ、もう一羽は怯えていました。半日かけて仲良くなるといこいの森に来てくれました。
時々抱っこで散歩。
元気になり外で遊ぶよう。
ミュウ子は、ハッピーの前で仲良しポーズをとりましたが…。ハッピーの雄叫びが怖くて、森に来られなくなってしまいました。
ハッピーはみんなと仲良く子供も大好き!
空と森に向かって大きく大きく雄叫びが好き。
一緒に管理人!
お見送りは、大きく鳴いてくれました。悲しかった人は、ハッピーの声で元気になったといってくれました。
森が大好きに!
【2017年度】
次々に出てくる立ち枯れ・枯れ枝の処理、そしてゲリラ豪雨からの土石流防止のための土木作業が相当量でした。
いこいの森も年5cmも土が無くなって、給水管も繰り返し出てきます。
石や丸太で土留めをつくり、残り炭や土を入れて回復工事。他あちこちに水路を変える土留めをつくりました。
いこいの森に炊事場に向かう階段を、通りやすいようにスロープにしました。
神主さんに来て頂きご祈祷。ここの地へのあいさつを毎年行います。
「森作業~春」
作業後、自然発生的に音楽が始まり、不思議といくつもの楽器が集まりました。
「半鐘設置」
川の急激な増水を経験し、半鐘を設置しました。地元の方の寄付。
「山と遊ぶ日」秋に開催。
アフリカやインデアンの太鼓で踊る人も。
生き物の案内・竹の食器づくり体験開催。
「焼き物づくり」開催。
100歳の方にも車いすの方にも、利用して頂けました。
(動物4話)2017年・春、ハッピーにお嫁さん・モコちゃんが来ました。
ハ ッピ ーとモコちゃんは、森の中までみんなに会いに行ってくれました。
真っ白モコモコのお嫁さんもこちゃん。ハッピーは一目ぼれで踊りました。
一緒に砂のお風呂に入ったりとっても仲良し。
ハッピーは。エスコートして、森や駐車場や色々連れて行ってあげました。
おとなしかったモコちゃんは、おてんばもこちゃんに。
モコちゃんも森が大好きに。ハッピーはどこでもついて行ってあげました。
毎日のお出かけと、杉の根元での土のお風呂が2羽の日課。
ハッピーとモコは
いつも一緒。
(動物5話)秋、2羽のヒヨコが生まれました。ムサシとサンペイ。
台風の日、卵を温めるもこちゃんを風から守るため、立ち続けました。
可愛いヒヨコが2羽生まれました。
ジュジュジュ(ごはんよ!)って呼んでは、ご飯を食べさせました。
「帰りたくない~!」って隠れると、何時間でも待ってあげました。
2018・2019・2020年度
(動物6話)2018年春、ムサシとサンペイは大人に! 2羽で管理人!
のち、血だらけの決闘のため、2羽一緒にいられなくなる。
春、家族で森に。ハッピーが雄叫びの見本を見せては、練習させました。この日が親離れの日に
生まれて2日目から、相撲、決闘!
兄弟で、みんなのお迎え
ハッピーからの伝言…、
「空と森が気持ちよくて、嬉しくて楽しくて…。
ここに来たらね、感じてね。ハッピーになってね!」
2020年春、小屋の中でイタチにやられ2羽は死んでしまいました。
その夜、ハッピーが夢に出てきました。「モコちゃんを守ろうとして、戦ったよ」
確かに、イタチの入った穴辺りでハッピーは死んでいました。
モコちゃんがニコニコマークくらい「に~」って感じで、
「楽しかったよ。毎日毎日とってもたのしかったよ!」って言いました。
ハッピーちゃん、モコちゃん、幸せな姿を沢山ありがとう!
ムサシ、ありがとう! みなさん、ありがとう!
ムサシは臆病で不器用、上手に鳴けないし、サンペイとの決闘では、いつもボコボコに。
そんなムサシが5月の連休、 沢山の皆さんが可愛いと声掛け写真を撮って下さったのを機に
堂々とした雰囲気に。森まで響くよう上手に鳴けるようになりました。
以来、事務所前に何時間も立ち続け、人が来れば会いに行き、鳴いてお見送りをし…、
毎日毎日、一生懸命みんなをお迎えしました。
(2021年の春、夜小屋の扉が空きっぱなしで、ムサシは動物にやられました)
何時間も受付に立ち続け。
お見送りで雄叫び。
森づづくり作業。道路工事伐採後に移植。利用者さんも参加。
散策道、、バリアフリー化。砂利と真砂土転圧。
豪雨で流れ箇所あちこちにチップ入れ。
新規に椅子とテーブルを沢山作製。
(第7話)サンペイにお嫁さん、花ちゃんがきました。
運ばれるトラックから飛び降りて行方不明になった時、桜の花をたべていたので花ちゃん。
花ちゃんは、年上のお嫁さん。